・色温度が太陽と同じなら発色も太陽と同じと思っている
・平均演色評価数さえ高ければ発色は問題ないと思っている
・画面のキャリブレーションさえすれば発色が正しく補正できると思っている
・光源の経年変化を気にしていない
・一般的なLEDは赤の発色が悪いということを知らない
実は、このような状況では、色を正確に見ることはできません!
色彩は照明の光によって違って見えます。その理由は、光が持つ特性「分光分布」が違うからです。
蛍光灯やハロゲンランプなどの一般的な照明では、下のグラフのように波長の落ち込みがでてしまいます。 この波長が弱い箇所があるために色を正確に見ることができません。また、蛍光灯やメタルハライドランプは、際立って強い輝線スペクトルがあります。この輝線スペクトルがあると、色彩評価の際に大きな誤差が生じます。
自然太陽光は、全ての色の波長を持ち、なおかつ、連続的なスペクトルを有するので、色彩を正確に見る光源として理想とされています。
蛍光灯・その他の分光分布(例)
物の色が最も正確に見えるのは、晴天時で正午±2時間(午前10時~午後2時)に地表に到達する自然太陽光の光です。 この時の自然太陽光の色温度は5000K~6000K、演色評価数は100です。しかし、太陽の光は時間や場所によって変わってしまいます。また、曇りや雨、夜など欲しい時に太陽光を得ることができません。
セリックの人工太陽照明灯は、太陽光を忠実に再現するために開発された照明で、晴天時正午±2時間に地表に到達する太陽光とほぼ同じ光を出します。人工太陽照明灯の色温度は5500K、平均演色評価数はRa98と世界最高水準を実現しています。
また、人工太陽照明灯は、全ての色の波長を持ち、なおかつ、連続的なスペクトルを有するので、24時間365日、時間や場所を選ばずどこででも正しく鮮明な色彩を再現することができます。
東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立歴史民俗博物館、金沢21世紀美術館、成川美術館、吉村 絵美留様(岡本太郎の壁画「明日の神話」修復)、美術修復研究所、創形美術学校、寺田倉庫T-Art Gallery、ANREALAGE 森永 邦彦様、その他美術業界多数
品質の高い展示ができました!
国立歴史民俗博物館 准教授 鈴木卓治先生
今回、セリックさんのLED人工太陽照明灯SOLAX-iOを、精密な彩色がほどこされた「蒔絵万年筆」の展示照明に採用させて頂きました。
製品の特長である高演色性に加えて、点灯時間を管理するタイマー回路の追加、照度管理ならびにソフト点灯・消灯を実現するPWM制御回路の追加、資料保護の観点から紫外線に近い波長の光をカットするフィルタの装着など、こちらの要望に丁寧に答えて頂き、品質の高い展示を実施することができました。 企画展示の代表者は「ソフト点灯・消灯は“上品”である」と高く評価しておりました。
また、展示設計業者の方は「こちらの色設計と実際の発色がぶれない品質の高い照明である」と評価しておりました。
「美術手帖」2015年7月号に、「世界最高水準の照明灯が照らす 作品が持つ、本来の色を知る」として、作品を見る時の環境により、色の見え方が異なる、という記事に人工太陽照明灯が掲載されました。
(右画像をクリックすると掲載記事が見られます。PDF版900KB)
人工太陽照明灯やソーラシミュレータのデモ機を用意しております。製品の利便性や目的の用途に利用可能かどうかを事前評価していただけます。また、光に関するご相談やお見積も無料です。
セリックは、1984年の創業以来、太陽光を忠実に再現することが出来る「人工太陽照明灯」を主力製品とする各種光源装置の開発・製造を行ってきた光に関する高度な専門知識と技術を擁したエキスパートです。 光に関する技術的なご相談から、修理・改良・メンテナンスなどの充実したアフターサービス、光源装置の移設やレンタル等のご相談までをフルサポート、お客様に合った最適な環境をご提案いたします。