内部備品の入荷遅延により販売を一時停止しておりました「外観検査用点光源装置 MP160」について、無事、内部部品が入荷し製造が再開されました。つきましては、販売を再開しましたのでご報告いたします。
販売停止期間中は皆様方に多大なご迷惑をおかけしましたこと心よりお詫び申し上げます。
製品についてのご相談などは、問合せフォーム、または、弊社営業部までお問合せ下さい。
★目視検査の品質を左右するのは検査員です。キズや欠陥箇所が見えたか、見えなかったかということになります。
見つけやすいものから見つけるのに経験を要するものもあり、検査の規格や良品規格がきちんと整備されていても見落としはなかなかなくなりません。目視検査の見落とし率は20%にも及ぶとも言われています。
★目視検査には集中力が必要になりますが、集中力は30分程度しか持続せずに目視検査の精度は時間とともに落ちてくるケースが多いようです。
実際に朝の検品ではじかれたNG品を夕方に見たところ良品として判断してしまうということがあります。
また、目の動きは直接脳の働きにつながりますので、心配事やその日の気分によっても精度がまちまちになることもしばしばでてくるのではないでしょうか。
品質の課題は「見えるか・見えないか」=「探す工程」にあるのではないでしょうか
品質に関わっていた「探す工程」をなくすことで、品質を一定に保つことができます。
キズや欠陥箇所を全て投影してからOK・NGの判別をすれば、「見つけられなかった」や「見落とした」の発生率は抑えられると考えます。
従来の目視検査は拡大鏡や顕微鏡などを使用して細かいものを見たり、蛍光灯の光を当てて角度を変えて直視して検査していました。
これは「目疲れ」の原因になりやすく、現場から不満が上がっているお客様が多いようです。
しかし検査員の不満だけでなく、眼精疲労による見落としリスクも高まり、目視検査の品質にも影響しかねない状況になります。
また、高精度な基材を導入すれば、検査の水準は保たれますが、操作が難しいなどの意見も多くあるそうです。
「簡単で」「高品質な」目視検査が誰でもできればいい、とお考えではないでしょうか
上の図のように簡単に欠陥箇所を見ることができるので、検査はラクになります。
また、欠陥箇所を探すことに割いていた時間や集中力を、規格・水準比較等に充当できるため、より高精度で、規格化された検査の実現が可能になると考えます。
★塗装面や処理跡の確認
板金表面の確認、塗装面の確認、樹脂成型品の確認を全て出来ます。
これにより検査が容易かつ迅速に行え、生産性や品質の向上につながります。
★表面も内部も確認
透過投影検査を実施すれば、透明体内部を拡大して目視検査が容易に出来ます。
さまざまな検査装置がありますが、内部を簡単に拡大検査することが出来ます。
4つの特長
とにかく透明体の透過検査に強い
特殊水銀ランプを使用しているので発光点が小さくても高照度を実現。透明シートや透明フィルムの透過投影では、技術や経験に左右されずに、表面や内部の状態を確認することができます。
拡大投影できる
光は60度で広がっていて、しかもどの場所でも一様な光です。距離を離しても光量の減衰が少ないので照射面積が広く利用できます。
使用方法が自由
照射可能範囲は360度※1で、しかも光源と電源は分離方式を採用。どんなポジションでも取付が可能です。また、光源部は三脚ネジを使用しているので、お手持ちの三脚への取付もできます。さらに、持ち手が着いているので様々な角度※1での照射もできます。
ランプは簡単交換
ランプ交換時のやっかいな光軸調整は必要ありません。交換したらすぐに検査ができます。(ランプ寿命は約1000時間)
※1 特定方向の回転不可
仕様
外形寸法