冬至の日は日の出時刻が最も遅い?日の入時刻は最も早い?
冬至(とうじ)とは一年で最も昼の時間が短くなる日の事です。 そこでいきなりですが、問題です。 問題1:1年のうちで日の出時刻が最も遅い日は次のうちどれ?①冬至より前の日 ②冬至 ③冬至より後の日問題2:1年のうちで日の入時刻が最も早い日は次のうちどれ?①冬至より前の日 ②冬至 ③冬至より後の日 答えは・・・ まず下のグラフをご覧ください。東京における202
太陽先生の豆知識「太陽フレアと2025年問題」
先日某TV局のバラエティ番組で、太陽フレアの事を取り上げていました。その番組の中である出演者の方が「2025年に2週間程度、携帯電話が使えないなどの通信障害が発生する」と言っていました。これを聞いて私が心配してしまった事は、通信障害が起こるという事ではなく、間違った情報発信がされていたという事です。なので今回は、太陽フレアとその影響について述べたいと思います まず、太陽フレアについて簡単に
太陽先生の豆知識「紫外線計測には基準がない」
私たち光源メーカーは、日ごろから光学測定器を度々使用します。光源の分光分布を測定したり照度を測定したり、目的と求められる精度によって様々な光学測定器を使い分けて使用します。 (※写真:ソーラシミュレータの光学特性測定の様子) 可視光の分光分布や照度、色温度などを計測する時の計測器は、標準電球と言われる光源で値付けをされています。標準電球は、発せられる光の光束量、色温度などが値付けされ
太陽先生の豆知識「太陽光の近赤外はところどころの波長で減衰がある」
自動車の自動運転などのセンシングで利用されるようになった近赤外線。例えば人感センサ付き照明や自動ドアのセンサなど、自動車分野以外でもずっと以前から近赤外線センサは私たちの日常で多く使われています。 屋外で使われる近赤外センサは太陽光の影響を受ける恐れがあり、ここ数年は太陽光の赤外線の影響を調べたいというご相談が増えています。 その中でも太陽光の影響が小さい940nm付近に感度を持つセ
太陽先生の豆知識「日中の散歩の効用」
緊急事態宣言は解除になりましたが、まだまだ外出自粛ムードは高いです。これから外に出る機会は増えるかもしれませんが、リモートワークなどで終日家の中で過ごされる方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。 私は光の専門家なので、「日光に当たる」ことの効用と効果についてお話したいと思います。 人が健康に生きていく上で必要な要素の一つにビタミンがあります。ビタミンの中で、太陽に当
太陽先生の豆知識「今年の夏至は6月22日」
今年2019年の夏至は6月22日。 早いもので、これから少しずつ日が短くなってきます。1年の半分が過ぎようとしていて、時のたつのが歳と共に早く感じるようになってきました。 さて、夏至は「1年で最も日が長い日」というのは皆さんご存知と思いますが、最も暑い時期は7月下旬から8月上旬です。 どうして、最も暑い時期は夏至から1ヵ月以上もずれるのでしょうか? 理由は簡単、空
太陽先生の豆知識「旧正月って何?」
今年は2月6日が旧正月。この時期、中国や韓国など東アジアの国々から大勢の観光客が日本に来られます。 ところで、日本の正月は1月1日なのに、なぜ旧正月というものがあるか、また、なぜ中国や韓国の正月とずれているのか、という疑問が湧いてきます。 そもそも旧正月とは何なのでしょうか? 旧正月は旧暦(太陰太陽暦)の1月1日です。 太陰太陽暦では、新月になる日を月の始まりと考
太陽先生の豆知識「動いていないエスカレータでつまずく理由」
皆さんは、動いていないエスカレータを昇り降りしたことはありますか? 私は何度もありますが、毎回必ずつまずいてしまいます(苦笑)普通に階段を昇り降りする時はつまずかないのに、止まっているエスカレータの昇り降りの時は何故つまずくのでしょうか。 実は、人は目から得た情報を脳で処理するまでに、約0.1~0.15秒かかると言われています(実際の処理時間は正確には分かっていません)。
太陽アナリスト佐藤郁夫の「SNEC 2018 PV POWER EXPO(上海)視察レポート」
SNEC 2018 PV POWER EXPO(上海)視察レポート 会期 2018年5月28日~30日(視察は5月28日)場所 上海新国際博覧中心SNEC 2018 PV POWER EXPO1弊社のビジネスパートナーであるお客様がソーラシミュレータを出展するとお聞きし、陣中見舞いと今後の販売について意見交換をすることを目的に、SNEC 2018に行ってきました。 急
太陽先生の豆知識「各種スマートホンカメラによる画像の違い」のお話
最近のスマートホンのカメラは、以前に比べ格段に画質が良くなりました。ちょっとしたスナップ写真はデジカメでなくスマホで撮ってしまいますよね。画質はデジカメと比べても遜色ないほどです。 デジカメはメーカーによって設計思想が違うので、同じ高画質といえどもそれぞれに特徴があります。ではスマホはどうなのかな?と思い、社員4人のスマホ(M社製、S社製、F社製、A社製)で同じ被写体を撮影してみました。