人工太陽照明灯で照らしてみました。 第10回 スマホの日射試験

照らしてみました 第10回スマホで日射試験
 
 

今年の夏、日中の屋外で写真を撮ろうとしたらスマホのカメラ機能が止まってしまうことがありました。スマホ本体の温度も結構高くなっていたので、安全装置が働いたのだと思います。
 

そこで、この現象を人工太陽照明灯で再現できるか、検証してみました。
 
 

人工太陽照明灯を照らしてみました
 
 

この実験に使用するのは、スーパースポット形人工太陽照明灯XC-500EFSS。
 

この、人工太陽照明灯XC-500EFSSは、直径10㎝の範囲を真夏の直射太陽光と同じ強さ(1kW/㎡、という照射強度)で光を照射します。

照射面内の明るさのムラは±5%以内、光の分光特性は太陽電池評価用ソーラシミュレータのJIS規格でB級という精度です。
 

このXC-500EFSSを使って真夏の直射太陽光と同じ強さの光を、カメラ機能を起動したスマホに光を当て、スマホの温度を測りながらカメラ機能停止の再現実験をしました。
 
 

人工太陽照明灯を照らしてみました

 
ご覧の通りスマホは手持ちですので、決して精度のいい実験とは言えませんが、光を当て始めてから徐々にスマホの温度が高くなってきました。
 
 

人工太陽照明灯を照らしてみました

 
 

「オートフォーカスを利かすと温度上昇が早い」という弊社エンジニアのアドバイスのもと、
営業のS君がカメラの前を行ったり来たり踊ったり。。。

 

人工太陽照明灯を照らしてみました

 

効果があったかなかったか、定かではありませんでしたが・・・。

 
 

そして、照射開始からおよそ7分で、カメラ機能がストップしました。

人工太陽照明灯を照らしてみました

この時のスマホの裏面温度は41.9℃、意外に低い温度で機能が止まりました。
ちなみに、温度が41.2℃に下がったときにカメラ機能が復帰しました。

 
 

他のデバイスでも同じ現象が起こるのか試してみました。

 

営業Uさんのスマホにも当ててみると、

人工太陽照明灯を照らしてみました

照射開始からおよそ6分後、カメラモードからホーム画面へ勝手に戻る、という現象が起きました。
この時の裏面温度は43.7℃です。

 

最後に総務TさんのiPod touchにも当ててみると、

人工太陽照明灯を照らしてみました

照射開始からおよそ7分後、カメラ機能は正常ですが「本体温度が下がるまでフラッシュは使用できません」と表示されフラッシュ機能が止まりました。
この時の裏面温度は48.6℃でした。
 

 

実験をした結果、スマホやiPodは本体の温度が高くなるとカメラ機能が止まることが確認できました。

この実験はスマホ機能のテストが目的ではなく、人工太陽照明灯で日射試験ができるかどうかの検証が目的でした。屋外で起こった現象が実験室内で再現できましたので、目的は果たすことができました。