料理を美味しそうに見せる写真を撮るには太陽の光で写真を撮るのが良いと言われています
しかし太陽は、夜はもちろん、日中でも、晴れていないと出てきてくれません
また、晴れていてもキッチンやお店の中に、太陽の光が届くとは限りません
ならば、人工太陽照明灯の出番だと思い
本当に違うのか試しに撮ってみました
蛍光灯の下で撮ると
これが人工太陽照明灯だと
今度は、「から揚げ」だけを撮ってみました
蛍光灯の下で撮ると
これが人工太陽照明灯だと
確かに、人工太陽照明灯の方が、「揚げたて」という感じが出て美味しそうに見えます
わかりにくいので並べてみると
から揚げも
わかりますか、この違い
カメラには全くの素人である私が撮った写真でさえ、
人工太陽照明灯で撮るとこんなに美味しそうに見える
写真が撮れました
教えて!太陽先生!!
それはね!
なんでおいしそうに見えるのか、理由は2つあるんだ。
ひとつは鮮やかさの違い。
色は、色合い(色相)、明るさ(明度)、鮮やかさ(彩度)の3つの組合せで説明することができるんだよ。
色合いや明るさでも違って見えるんだけど、
美味しそうかどうかは鮮やかさが大きな決め手となるんだ。
蛍光灯だと、鮮やかさが落ちてしまう。
それは、蛍光灯の光が3原色(赤・緑・青)の組合せだからなんだ
だから、コロッケや唐揚げのような3原色以外の色だと、
鮮やかさが落ちて見えてしまうんだよ。
それに対して人工太陽照明灯で撮影すると、鮮やかさが際立つんだ。
その理由は、人工太陽照明灯の光は太陽の光と同じく、7色の光が等しく含まれているからなんだよ。
美味しそうに見えるもうひとつの理由は、光の指向性の違い。
指向性というのは、光がまっすぐなのか、散らされているのか、を表わすんだ。
蛍光灯は拡散性が強い(つまり光が散らばっている)から、
表面がのっぺりした印象になり、揚げてから時間が経ったように見立えてしまう。
だから、揚げたてには見えないんだ。
それに比べて、人工太陽照明灯の光は指向性が強い(つまりまっすぐな光)から、
コロッケや唐揚げの表面の凹凸がしっかり見えて、立体感が出るんだよ。
この表面の凹凸がしっかり見えることにより、ころもが立って見えるので揚げたて新鮮に感じるんだ。
わかってもらえたかな?
なるほど!そういうことなんだ!!