■概 要 : 鍼灸・温熱治療院
■所在地 : 東京都新宿区(神楽坂)
■WEBサイト: http://www.ecopao.com/
■導入製品: 人工太陽照明灯XC-100B
院長 鍼灸師/養生治療家
無極静功(薛永斌氏に師事)指導員
東洋はり医学会会員
日本オステオパシープロフェッショナル協会賛助会員
TFT-上級セラピスト
公認フェルデンクライスプラクティショナー
日本ソマティック心理学協会会員
TFT-上級セラピスト
平成10年に神楽坂で「はり坊」という鍼灸院をスタートしました。
そして3年後に、予防医学からターミナルケアまで『都会のリトリート』をコンセプトとしてリニューアルしたものが『鍼灸温熱治療院 神楽坂・エコパオ』です。
「はり坊」を立ち上げる前に、カラーコンサルティングの会社を経営していました。
企業の色彩設計のコンサルティングと、スクールをやっていたんですね。小さな私塾みたいなものです。
その時に、色を正確に調べる時に必要な光ということで、人工太陽照明灯に出会いました。
なので出会ってから、かれこれもう30年くらい経ちますね。
当時30年前に、太陽光に限りなく近い素性をもった光、という意味で「業界唯一」だったんじゃないですか。
その時は、調色をしたり、ファンデーションの色を見比べたりとか、非常に繊細な色のジャッジをしなければならない仕事をしていたのですが、海外製の蛍光形トルーライトを使っていました。
そこに、人工太陽照明灯という、非常に繊細に、かつ、パワーアップした光を出すライトがあるという事を知りました。
ずっと、そういう光を探していた私にとって、人工太陽照明灯は非常に画期的だったので、可能性を信じて迷わずに購入を決めました。
値段は高かったですが・・・(笑)。
カラーコンサルティング会社をしていた時に、コピー機の営業の方が来たんですね。
その方、「神楽坂を歩くと体が重くなる」っていつも言ってました。
そもそも、太陽光っていうのは植物を育てるし、殺菌もするし、っていうのは既にわかっていたことなので、そういう意味で、この人工太陽照明灯は、色を見る以外に、生体に対しても何かサポートをするべくライトである、という事にすごく私は興味を持っていました。
そこで、彼に人工太陽照明灯の光を当ててあげたところ、その方は非常に感度の良い方で、「このライトすごいです。この光を浴びるとすっごくスッキリするんですよ」って。
これは、非常に印象に残ったエピソードだったんですよね。
そんな時、アメリカのジェイコブ・リバーマン先生の「光の医学」に出会い、ライトを使ったカラーセラピーについて学びました。
光には、脳に与える影響、特に、限りなく中枢、視床下部、松果体(しょうかたい)に与える影響があるんです。
という事は、自律神経などにも影響があるだろう、って想定できたので、ちょうど治療院を立ち上げるタイミングで、光線療法にシフトしていったんです
なので、色を見るために買った人工太陽照明灯が、やがて気がついたら、治療に使っていた、みたいな感じでした(笑)
そうですね。
当時は、色を見るという目的でしたので、紫外線は必要ありませんでした。
でも紫外線にしかない殺菌力ってありますよね。私は「紫外線は非常に生体に必要な光線である」と認識していたので、むやみにカットするということがあまりにももったいない、と考えたんです。
それで、治療家である院長と相談して、紫外線はカットしないでいこうと。
まあ、何十分も当てるわけではなく、短時間の照射なので、体にとって何かサポートになるんじゃないか、って考えたんですね。
はい、いっぱいあります。
治療院を立ち上げて1年目の時に、当時74、5歳の女性がいらしてたんですね。
それで、治療から半年くらい経ったときに、お医者様から「骨密度が上がったね。何かしてる?」と聞かれて、「鍼治療をここ半年やってます」って答えたそうです。
その後、彼女が私に「鍼って骨密度上げるんですか?」って聞いてきたんです。
それで、「あっ、だとしたらライトです」ってお答えしたんです。
治療院立ち上げて1年くらいのエピソードです。
それで、これはきっといろいろな面でお役に立てることになるな、っていうふうに実感したことを覚えています。
当院に来られる方の中でも、非常に多いのは頭痛でお悩みの方です。
診てみると頭の首の周辺にちょっとした歪みがあって、その周辺にヘルペスウイルスに似た反応がある時があります。
ヘルペスウイルスの頭痛って、独特なヒリヒリ感があります。皮膚が本当に痛いような感じなのです。しかも、この痛みが移動するんです。こっち痛かったけど、今度はこっち痛い、みたいな。
そういう時に、人工太陽照明灯を照射します。
アプローチとしては、まず院長が首の歪みを治し、そして、周辺のヘルペスに光を照射する、というステップを踏むんです。
ご存知の方は多いと思うんですけど、ウイルスって熱や光に弱いので、照射していくとヘルペスウイルスに似た反応が消えていくんですね。
そうすると、ご本人も首の痛み、及び、なんかヒリヒリしていた頭痛が治った、みたいな事はしょっちゅうあることです。
もう少し安くなると良いですね(笑)
ただ、もう30年も使っていて、そんなに大きなトラブルもなく、今に至っているので、そういう意味では、当初はお高いけれども、その分、非常に頑張ってくれているな、と思っています。
私たちは、院長はケアマネージャーの資格を持っているし、私もヘルパーの資格を持っているので、認知症ケアやターミナルケアにも興味を持っています。
本当に、病院の環境とか、それこそ、認知症ケアに数時間だけ照射する、みたいなことがもう少し広がってもいいのに、って思うんですよね。
施設などで問題になるのは、とにかく夜寝ない、っていう事が一番大きな問題なんです。
なので、認知症患者さん向けのライトシステムみたいな。
朝の5時くらいからの何時間かを、太陽光を浴びるという環境にして、17時間後にちゃんと寝るようにする。朝、リビングや食堂などで、みんなで一斉に、人工太陽照明灯に当たりながらご飯食べるとかでも良いし。
そんなようなことで、人工太陽照明灯の素性を、今の本当に大きな問題に活かしていけるといいな、っていつも思っています。