みなさんこんにちは。
10月に入りめっきりと寒くなり、寝苦しい夏の夜からぐっすり眠れる秋の夜になりました。
皆さんは夜ぐっすり眠れていますか?先月までのエアコンつけっぱなしの夜から解放され、
快適な夜を過ごしておられるといいですね。
今回は太陽の光と睡眠の関係をお話しします。
朝起きたら太陽の光を浴びることが睡眠を改善する、ということはすでに明らかになっています。
太陽を浴びることで眠気を誘発するメラトニンというホルモンの分泌が抑えられ、また脳の覚醒を促すセロトニンというホルモンが分泌されます。またメラトニンは、太陽の光を浴びてから14~16時間後に再び分泌されるので、夜スムーズな眠りにつくことができる、というわけです。
それからもうひとつ、夜過ごす場所の照明は、赤みの強い(色温度の低い)光が有効だという研究結果があります。赤みの強い照明(色温度3000K)と青白い照明(色温度6500K)で21時から深夜2時まで過ごした時のメラトニンの分泌量は、赤みの強い光の方が圧倒的に多いという結果が報告されています。
照明はもちろんですが、スマートフォンやテレビなどの画面の色温度は高く設定されています(一般に9300K)ので、夜テレビを見たりスマホをいじったりすると青白い光が目に入り、メラトニンの分泌を抑えてしまうのかもしれません。就寝間際までテレビを見たりスマホをいじったりするのは、睡眠にとって悪いこと、と言えるかもしれませんね。