太陽先生の豆知識「日中の散歩の効用」のお話

 
コロナウイルス感染症対策として「新しい生活様式」を心掛けながら、これから外に出る機会は増えるかもしれませんが、リモートワークなどで終日家の中で過ごされる方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

私は光の専門家なので、「日光に当たる」ことの効用と効果についてお話したいと思います。
 
 

20200525散歩の効用

 
 

人が健康に生きていく上で必要な要素の一つにビタミンがあります。ビタミンの中で、太陽に当たることで皮膚表面に生成されるのがビタミンDという有機化合物です。

 
ビタミンDが足りない人はがん死亡率が1.7倍になる、という研究結果があるほど、ビタミンDは重要な要素です。がんだけでなく、カルシウムの吸収を促進してくれる効果があったり、免疫力が上がることで罹患(りかん)しにくい体になったり、果ては精神疾患に効果があったりと、人の健康に大きく寄与する有機物なんです。

ビタミンDは食物から摂取することもできますが、食べ物からは充分な量を摂取できないため、日光浴が欠かせません。

自粛ムードの中、外出されない方も多いと思いますが、外に出て日光に当たることで免疫力を高め、コロナウィルスの感染リスクを少しでも下げることができるかもしれません。もちろん感染予防のマスク着用や手洗いは大事で、日光浴が全て解決するとは言いませんが、コロナウィルス以外の病気になるリスクも減らすことが期待できます。

 
これから日本は梅雨に入ります。

夏至に近い今頃は、晴れた日は紫外線が強いので15分程度、雨の日や曇りの日は晴天時の30~60%の紫外線量なので30分程度屋外で過ごすことで、ビタミンDの生成を促すことができます。その際できるだけ皮膚を陽にさらすことが大事です。

日本で皮膚がんで亡くなる人は1年で1586人(平成29年人口動態統計による)と非常に少なく、太陽の紫外線によって皮膚がんになる心配はないとおっしゃるお医者さんもいらっしゃいます。ただ南北の太陽の強さの違いや個人差もあるので、100%の人に当てはまるとは言いにくいです(私の母は太陽アレルギーで、夏の晴天時に長時間外で過ごすと皮膚がかぶれ発疹ができます)。
 

いずれにせよ日光浴が健康増進に大きく寄与するのは間違いありません。

コロナウィルス感染予防と熱中症対策を万全にして、15~30分程度の短い時間でいいので屋外で日光を浴びましょう。日中の散歩は私たちの健康にとても重要な役割を果たしてくれます。

 
 

<参考文献>
・病気が逃げていく! 紫外線のすごい力(南雲吉則著、主婦の友社)
・気象庁ホームぺージ https://www.jma.go.jp/jma/index.html
・東京慈恵会医科大学付属柏病院ホームぺージ http://www.jikei.ac.jp/hospital/kashiwa/

 
 

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