太陽先生の「SNEC 2018 太陽電池関連展示会(上海)視察レポート」 を公開しました。

 

太陽アナリスト海外視察レポート
 

■SNEC 2018 PV POWER EXPO(上海)視察レポート

 
会期 2018年5月28日~30日(視察は5月28日)
場所 上海新国際博覧中心
 

SNEC 2018 PV POWER EXPO1弊社のビジネスパートナーであるお客様がソーラシミュレータを出展するとお聞きし、陣中見舞いと今後の販売について意見交換をすることを目的に、SNEC 2018に行ってきました。

急きょ行くことになったので、1泊2日というハードスケジュールでの視察でした。

上海新国際博覧中心という展示会場は浦東国際空港と上海市内を結ぶリニアモーターカー(中国ではMaglevと呼びます)の到着駅にほど近いので、日中それなりに視察の時間を確保できます。それでも駆け足で舐めるようにしか見学できませんでした。
 
 

■なんと、展示会場は東京ビッグサイトの2倍以上!

SNEC 2018 PV POWER EXPO2
展示会場は17ホールもあり、東京ビッグサイトの2倍以上の展示面積があります。

展示ブースはほとんど中国語、たまに英語での記載があるくらいです。そのため、弊社の競合するソーラシミュレータを展示しているかどうかはブース内の機器を見るか展示パネルで判断するしかありません。

出展企業は1900社以上あるようなので、目についた“Solar Simulator”の文字や写真を頼りに、ほとんど駆け足でひと通り回ってきました。
 
 

■大手メーカーのブースは装飾も派手で大掛かり、来場者も多くて嫌でも目に留まります。

 
SNEC 2018 PV POWER EXPO4写真は太陽電池大手のYingli Solarとその奥のこれも大手のGCLブース。いやぁ、お金をかけてます!

そしてこのブースに立ち寄る人の多さにも圧倒されます。日本の展示会でも大手メーカーは派手に装飾しますが、中国もすごいですね。

説明員の話を聞いていないので詳しいことは言えませんが、ただ派手なだけでコンセプトが今一わからない。。。
 
 
 

■大きな着ぐるみまで登場!

 
SNEC 2018 PV POWER EXPO6
また客引きのためか話題作りのためか、こんなバカでかい着ぐるみも登場!なんだかポイントがずれているように思うのは私だけでしょうか?

それぞれのお国事情や文化の違いもあるので良い悪いは言えませんがね(笑)。

理屈屋の私には今一つ理解できませんが、中国では一般的な展示のようです。来場者にインパクトを与える、という意味では、日本企業を凌ぐ派手さであることは間違いありません。 
 
 
 
 

■4年前との違い

 
4年前に同展示会に訪れた時は、ヨーロッパの金融不安のあおりで太陽電池業界が大ダメージを受けていたころでした。その時はそれ以前の本展示会に比べ来場者も出展社も少なく、今回の3分の2くらいの規模でした。

それが今回は全てのホールがほぼ出展社で埋まっている状態で、かなり業界の景気が回復した印象です。

4年前の大ダメージは、ヨーロッパ金融不安により太陽電池導入量が大幅に落ちたことで在庫がダブつき、値崩れを起こし、世界各国の太陽電池メーカーが経営危機になったというものでした。

それが今回ここまでというくらいの回復を見せていました。
 
 

■それと今回印象に残ったのは、VRの展示が多かったこと!

SNEC 2018 PV POWER EXPO7
 
体験していないので断定的なことは言えませんが、体験者の見ている映像がモニタに映し出されているのを見ると、どうも太陽電池とは関係ない、、、これも客寄せ?と思わざるを得ません。

他に自走ロボットなんかの出展もあり、“最先端の技術を取り入れてるアピール“も多かったです。
 
 

■日本企業のブースはどうかと言うと・・・

 
残念ながら、1社も目にすることができませんでした。
見落としたのかもしれませんが、それにしても日本企業の出展の少なさにはがっかりさせられました。

日本製品を出展している現地企業はありましたよ。しかしそれも少数、この業界で日本は完全に世界で置いていかれたように思ってしまいました。

中国の太陽電池メーカーはお金を集めるのがうまいのか、それともリスクテイクするからなのか、どんどん生産ラインを増やしています。太陽電池は半導体産業ですから、作れば作るほど単価が安くなり、競争力が上がります。その波に日本メーカーは乗れなかったのかなと思います。

リスクテイクしない経営判断がこの結果を招いたのか?それは分かりませんが、日本メーカーが中国の展示会で太陽電池を出展していない現状を目の当たりにし、やや複雑な気持ちになりました。

 
 

※このレポートはあくまで私の個人的な感想に基づくもので、専門家による分析ではないということを最後に申し上げておきます。

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