<発表された論文の要旨>

自然太陽光を構成する広域波長スペクトルの生物に及ぼす多くの有効作用に関する科学的根拠から,自然太陽光波長帯に近似した人工太陽照明灯を開発,実用化し,褥瘡への効果を検討した。対象とする褥瘡の程度は2度以上とし,人工太陽照明灯の光線を照射距離70cm,1回30分を1日3回照射した。治療効果の判定は3ヶ月後の褥瘡の残存面積縮小率で算定し,縮小率30%未満を著効,30%以上60%未満を有効,60%以上80%未満をやや有効,80%以上を無効とした。治験においては他の因果関係をなくすため,イソジン消毒以外の薬品は使用せず,光線治療のみとした。比較対照群は光線照射は行わず,在来の褥瘡治療法(消毒,軟膏塗布,創傷被覆剤の貼付等)とした。その結果,治験数64例中の有効率は76.5%であった。比較対照群19例中の有効率は26.4%であった。その結果,人工太陽照明灯による褥瘡治療は,きわめて有効な方法と考える。

褥瘡会誌(JpnJPU),1(2):272~278,1999 より抜粋

eff1照射前 eff23ヶ月後

分光分布

■人工太陽照明灯及び自然太陽光の分光分布

spector1

■蛍光灯・そのほかの分光分布(例)

spector2

 

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